裏磐梯風景写真   【風の足跡】

暴風の最中はうっかり外を出歩くと遭難することさえ有ります。暴風の去った後には、風紋が残り、風の通り道がわかります。風紋は砂丘にだけ出来るのではないのですヨ。強い風は広い場所にも足跡を残し、谷の様になっている地形には弱い風でも風紋を残して行くことがあります。

暴風は地吹雪を起こし、動物達の足跡を全て消し去り、自分の足跡だけを残して行くのです。

 

 

 


裏磐梯風景写真  【暴風】

普段は雪がほとんど降らない関東や太平洋岸地方が雪で大騒ぎになっている先週末、裏磐梯では降雪はわずかですが、暴風が吹いておりました。地吹雪が舞いあがり,景色が霞んでおりました。

流石にスキーや写真撮影のお客様からは御宿泊のキャンセルがありましたが、ワカサギ釣りのお客様は来られました。氷上小屋の中て釣るのだからお天気は関係ないとのこと。撮影にもそんな小屋が有ると便利そう。家の中から外を撮影している様なものでしょうからね。風景もワカサギの様に向こうが回遊して来てくれるならの話ですがネ。

 


裏磐梯風景写真  【バレンタインデー?】

2014年2月14日15:58:08 道路にウッスラと雪が降り、その上を車が通って行きました。ふと見るとハートマークが出現しているではありませんか。なんでこんなものが見えるのか?。不思議でありましたが、この付近は温泉が出るので、ひょっとするとその一部が道路のアスファルトの下に沁みだし、その熱で雪を解かしアスファルトが見えているのかもしれません。雪が降らなくては見えず、雪が積もってしまうと見えなくなってしまうシロモノですナ。

ペンションレラの撮影ツアーの最中の出来事でした。神様がチョコレートならぬハートマークを下さったのかもしれませんデスネ。

 

 

 


裏磐梯風景写真  【お天気もどき】

 太平洋沿岸で降雪大騒ぎの有った頃、裏磐梯でも何時もどおりに雪が降っておりました。雪国では『雪の降る日は天気が悪い』と言う事が当然なのですが、雪の合間に一瞬、青空が見え、陽が射すことが有ります。

 天気予報は『雪』なのに、雲が動いていると、『天気もどき』の瞬間が有るんですヨ。地元の人間には、かすかに瞼を動かす程度のことなのですが、カメラマン氏は歓声を上げつつシャッターを切るのです。 地元人間はその歓声に感動を致しますデスネ。


裏磐梯風景写真  【とかくこの世はままならぬ♪】

今年は気温の変動が激しく、例年の様に冬景色が順調に進みません。猪苗代湖の「しぶき氷」も今年は小さく貧弱でありました。以前に、「しぶき氷」を撮影したいとのお客様に、今はよした方が良いと言ったのですが、どうしても行きたいというのことなので、ご案内したところ、案の定、がっかりされておりました。先日の大風の翌日、ロケハンに行ってみたところ、ようやく「しぶき氷」らしくなっておりました。ところがこの日のお客様に、「しぶき氷」撮影にお誘いしても、車から撮影地まで歩くのが嫌だと言う方ばかりで撮影に行きませんでした。

被写体がよろしい時には、撮影者は来なかったり、撮影に行きたがらなかったり。撮影したい人が来るときは、被写体がよろしくなかったり。とかく人生にはままならぬことが多いですナ。

 


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