少しづつ秋めいた気候になってくると色づいたハッパにばかり目が行がちですが、足元の、ほとんど雑草扱いのノコンギク等にも秋の訪れ感じさせてもらえます。

ハデハデの紅葉とは違う、『野菊のごとき君なりき』ふうの秋の風情になるでしょうか。紅葉だけではない秋を撮りたいというあなた、こういう狙いはいかがですか？。

ペンション前のオオヤマザクラやナナカマドが『今年はきれいに』紅葉しました。『今年はきれいに』とかっこでくくったところがミソでして、紅葉は毎年同じ時期に、同じ様には色づかないのです。昨秋、ペンション前のオオヤマザクラとナナカマドはきれいな紅葉ではありませんでした。

「裏磐梯の紅葉の一番良い時はいつですか？」との問い合わせは毎年のことですが、「裏磐梯の紅葉の一番良い時は〇月〇日である」と断言する輩が絶えないのも毎年のことです。紅葉は毎年同じ時期に、同じようには紅葉しないにもかかわらず、上記の様な問い合わせと断言が飛び交うのです。イヤハヤ。

いまのところ、今年は秋の訪れはやや早そうですヨ。

随分と秋ぽくなって来ましたが、裏磐梯全山紅葉というにはまだ早く、定番撮影地でのワンパターン撮影ではつまらない写真しか撮影できませんので、今の時期ペンションレラでは定番撮影地には行っておりませんヨ。

他所へ行って『秋浅し、お隣、定番、無視をして、自分の秋を見つけよう♪』というスタンスのほうが、よほど良い撮影ができますからネ。

今頃になるとよく見かける青紫の花の群落。ヤマトリカブトですかネ。色のついた花が少なくなるこの時期に、エゾリンドウも紫色でなかなかきれいな花なのではありますが、このトリカブトも青紫色でよく目立つ花でありますヨ。、

「美しいバラにはトゲがある」という諺はよく聞くのですが、「美しい花には毒がある」というのも何とも恐ろしげではありますナ。しかし実際の人間社会には、こんなことがよく有るのではありませんか？。「うまい話には、裏がある」とかネ。

９月は不安定なお天気の日が多いですが、たまにお天気になると気持ちが良い日が有ります。お天気の良い日に、ススキ原へ行きました。青空の中を雲が流れております。まるで雲が行進している様でありましたヨ。

ススキが雲を呼んでいるのか、雲がススキをゆらしているのかわかりませんが、穏やかに晴れた気持ちの良い日でありました。こんな日は何もしないで、空を見ているだけで幸せな気分になりますネ。