裏磐梯風景写真  【絶滅危惧】

かつて、長瀬川沿いに黄色いサワオグルマソウが群生していて、春の渓流撮影にはベストマッチでありました。この風景の撮影をするために、数千人のカメラマンが押し掛け、渓流沿いを歩き回ったために、長瀬川沿いのサワオグルマソウは数年で消滅してしまいました。湿地に咲く天然の花は踏みつぶし続ければ再生しなくなることを知らない数千人のカメラマンたちによってです。野生植物の群落を見るたびに、強欲カメラマンたちによる野生植物の消滅を心配してしまいます。最近はクリンソウや水芭蕉の群落等も随分と踏み荒されております。

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しかしながら、「野生植物群落が踏み荒らされないのは理想だけれど、自然が残ってお客が来ないより、多少(?)自然が減ってもお客が来たほうが良いではないか」 というのが大多数の関係者の本音の様です。5年前の原発事故以来、いまだに悪風評で観光客が減り続けている裏磐梯では難しい問題なのでもありますヨ。

 

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